今回は、鯉のぼりお下がりはダメな理由についてです。
男の子が生れると、端午の節句として兜や鯉のぼりを用意する習わしがありますよね。
最近は購入しない家庭もある中で、お父さんが子供のころ使っていた鯉のぼりの”お下がり”を使う人もいるようです。
はたして、鯉のぼりのお下がりは大丈夫なのでしょうか?
そこで、鯉のぼりお下がりはダメな理由についてご紹介します。
鯉のぼりお下がりはダメな理由は?
鯉のぼりの”お下がりはダメ”な理由は、『子供の身代わりに厄を受けているから』なんだそう。
そのため、”自分だけの鯉のぼり”が必要という考え方によるものです。
しかし、この考え方は”ひな祭り”のひな人形と混ざってしまったのでは?と言われています。
鯉のぼりを飾るようになった由来では端午の節句によるもので、『健康を保ち、邪気を祓うことができる』と信じれらてきました。
鯉のぼりは”身代わり厄除け”ではないため、お父さんのお下がりでも問題ないそうです。
鯉のぼりを飾る意味
鯉のぼりを飾る意味は、神様に「この家に男児がいる」ことを知らせる、いわば”目印”のようなものです。
単なる”目印”と考えると、鯉のぼりのお下がりでも問題ないことがわかります。
- 男の子が生れるたびに、新しく買わなくてよい。
- 必ず新品を用意しなくてもよい。
- 父の使っていたものを受け継いでもよい。
また、男の子が健やかに立派に育つようにと願掛けの意味もあります。
鯉のぼりを買うのは誰?
鯉のぼりを買うのは、昔から妻側の両親といわれています。
これには理由があって、『妻の親が娘の様子を見に行くため』らしいです。
孫にも会えるし…ということで、娘や孫と会う”口実”だったのかもしれません。
現在では、昔の風習というより、買う人は決まっていないみたいです。
「兜は〇〇が買うから、鯉のぼりは買ってね」みたいな話し合いする家庭もふえているそうですよ。
鯉のぼりいらない時の断り方3つ
鯉のぼりのお下がりはダメではありません。
しかし、「義理の両親から旦那の”お下がり”の鯉のぼりをすすめてくる。」などで困っている女性は多いそうです。
また、両親や義両親から、「鯉のぼりを買ってあげたい」と言われる人も多いのではないでしょうか。
実際、鯉のぼりはいらない時、断り方はどうすればいいのか。
角が立たない”鯉のぼりのいらない時の断り方”を3つ、ご紹介します。
断り方①設置場所がない
マンションやアパートのベランダに鯉のぼりを取り付けると、場所が狭くなりますよね。
戦後、核家族(父・母・子供の家族)で住むことが増え、マンションやアパートくらしの世帯数が増えました。
そのため、鯉のぼりを取り付けるにも、いろいろと問題が発生するようです。
例えば、洗濯物が干せにくくなったり外の景色が見にくくなったり、隣近所へ迷惑がかかる等々。
そこで、「うちのベランダには鯉のぼりを設置する場所がなくて…」と断りましょう。
置けないものをざわざわ買ってきて渡すことは、さすがにしないはずです。
断り方②縁起が悪い
2つ目の断り理由は少し心が痛いですが、「他の人の厄が回ってきて縁起が悪い」といって断りましょう。
この場合は、『父親(または他の人)のお下がり鯉のぼりを渡されるとき』の断り方です。
本当は、父親のお下がりの鯉のぼりでも問題ないのですが、一部の地域には『子供の身代わりで厄をうけている』とされています。
生れたばかりの子供にとって縁起が悪いと言われたら、諦めるでしょう。
断り方③もったいない
”もったいない”を理由に断る方法です。
鯉のぼりって兜や五月人形と違って、外に設置するものなので、ずっと目に触れているわけではないですよね?
- 1年のうち、数日間しか使わない
- 家の中から見えない
- 片付ける場所を大きく取る
このようなことを理由にあげ、「それより子供に実用的なものを買ってほしい」と話をすり替えるのです。
かわいい孫のために何か買ってあげたい両親と、実用的なものをもらって助かる母はどちらもWIN-WINといえるのではないでしょうか。
その場合、鯉のぼりと同額程度の高価なものをおねだりしちゃってはいかがですか?(*’▽’*)♪
まとめ
今回は、鯉のぼりがお下がりはダメな理由についてご紹介しました。
鯉のぼりのお下がりがダメな理由は、今回みつかりませんでした。
調べてみると、江戸時代から始まった鯉のぼりの習慣は、生活の変化とともに、その形態も少しずつ変わってきているようです。
昔は風習を重んじ、信じてきましたが、現在では生活環境によって考え方も順応しているんですね。
大きな鯉のぼりをあげている名所も全国各地にあるようですので、地元の鯉のぼりを覗きに行ってはいかがですか?
以上、鯉のぼりがお下がりはダメな理由についてでした‼
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