毎年、なんとなく空いた時間に出してきて、飾り付けをするクリスマスツリー。
でも、クリスマスツリーの飾り付けするといい日って本当は決まっているのかな?
いつから飾り付けするのが正しいんだろう…。
今回は、このような(疑問・お悩み)にお答えします。
- クリスマスツリーを飾り付けするのはいつから?
- クリスマスツリーの飾り付けを片づけるのはいつ?
- クリスマスツリーを出しっぱなしにすると、どうなるの?
- クリスマスツリーのオーナメント(飾り)それぞれの意味
我が家は、クリスマスツリーって毎年「もうそろそろクリスマスだね」って家族で会話が出たタイミングに部屋で飾り付けをしていました。
しかし、いつからクリスマスツリーの飾り付けをすると良いのか、起源があるのご存じでしょうか?
結論からお伝えすると「待降節(たいこうせつ)/アドベント)」と言われるクリスマスの準備期間内に行うのが良いとされています。
この記事では、クリスマスツリーの飾り付けをするタイミングについて解説します。
クリスマスツリーの飾り付けの起源
クリスマスツリーの起源は、中世ヨーロッパでゲルマン民族が、冬至(12月21日から12月22日ごろ)を祝う、宗教的な祭りと密接に関連している説が有力です。
ゲルマン民族は、この時期に冬の終わりと新しい生命の始まりを祝い、特にエバーグリーン(モミの木)の植物を使って祭りを祝ったと言われています。
クリスマスツリーはドイツからアメリカへ広がった
クリスマスツリーの最初の記録は、16世紀のドイツで家庭に小さなエバーグリーン(モミの木)を飾る習慣からはじまりました。
小さなエバーグリーンの木は「パラディースツリー」と呼ばれ、キリストの誕生を象徴する飾りがつけられました。
その後、クリスマスツリーは18世紀にドイツからアメリカに広まり、アメリカで大人気に。
19世紀には、イギリスの王室でもクリスマスツリーが飾られるようになり、一般の家庭でも一般的なクリスマスの伝統となったようです。
因みに、日本は江戸時代の1860年に初めて、クリスマスツリーが飾られたらしいよ。
クリスマスツリーを飾り付けはいつから?→クリスマスの4週間前
クリスマスツリーをきれいに飾り付ける日にふさわしい時期は、クリスマス当日の12月25日から数えて4週間前から12月24日までです。
キリスト教では、クリスマスの準備を行う「待降節(たいこうせつ)/アドベント」と言われる期間があり、期間内にクリスマスツリーの飾り付けをすることがよいとされています。
日本では、1886年に明治屋っていう横浜のスーパーが12月7日にクリスマスツリーを飾ったことから、12月7日を”クリスマスツリーの日”と言われるらしいよ。
街並みも、11月下旬ごろからイルミネーションがきれいに飾り付けされたりするので、同じタイミングでご自宅のクリスマスツリーを飾り付けすれば問題なし!
クリスマスツリーの飾り付けを片づけるのはいつがおすすめ?
キリスト教では、イエス・キリストの誕生日である12月25日から翌年1月5日までの12日間を「降誕節(こうたんせつ)」といい、この期間でクリスマスのお祝いをします。
「降誕節(こうたんせつ)」の翌日、1月6日を「公現祭(こうげんさい)」といい、この日にクリスマスツリーやその他の飾り付けをすべて片づける日とのことです。
日本は、クリスマスが終わったら片づけることが多い
クリスマスツリーの飾り付けをするのは、同じ時期だったけど、片づけるタイミングも同じなの?と思われるでしょう。
日本ではあまり気にせず、”クリスマスが終わったら片づける”ぐらいで良いみたい。
日本には「降誕節(こうたんせつ)」や「公現祭(こうげんさい)」が広まっていませんよね?
日本にあまりなじみがないのはなぜか。
その理由は、「日本には正月を祝う風習がある」からです。
アメリカをはじめ、海外では年越しイベントは盛大ですが、正月の文化がないことが大きな違いだと考えられます。
クリスマスツリーを出しっぱなしで年中飾るとどうなるの?
女の子の家では”ひな人形をずっと出しっぱなしにしておくと、お嫁に行くのが遅れる”と、昔からの言い伝えを聞いたことある人も、多いのではないでしょうか。
わたしも妹と2人姉妹なので、母がよく言っていました。
ひな人形はだしっぱなしじゃなかったのに、2人とも独身なので、迷信かもしれませんね。
しかし、クリスマスツリーにまつわる話は、きいたことありませんでした。
調べてみると、出しっぱなしで年中飾るとことで物理的なマイナスポイントがいくつか、考えられるのでご紹介します。
1つ目が 飾りや オーナメントの 劣化が早まる可能性があります。
飾りや オーナメントは耐久性の弱いことが多いため、 出しっぱなしにするとほこりがつき、劣化速度が早まるでしょう。
電飾の故障なども考えられますね。
また、室内の季節感がなくなり、クリスマスの特別感が下がってしまうことも。
季節のイベントなので、クリスマスが終わったら早めに片づけましょう♪
クリスマスツリーのオーナメント(飾り)それぞれの意味
クリスマスツリーのオーナメント(飾り)で代表的なものは、以下の9つです。
- 星(ツリートップ)
- 天使
- ベル
- オーナメントボール・りんご
- キャンディケーン(スティックキャンディー)
- 電飾
- リース
- 柊(ヒイラギ)
- 靴下
9つのオーナメント(飾り)について、かんたんに解説します。
星(ツリートップ)
イエス・キリストが生まれたといわれるユダヤの地名がついた「ベツレヘムの星」を表現したと言われています。
「ベツレヘムの星」は、キリストが誕生したときにお祝いでかけつけた3人の賢者が道しるべとした星です。
天使
聖母マリアにイエスを身ごもったことを伝え、羊飼いにキリストの誕生を伝えた天使「ガブリエル」を象徴しています。
星(ツリートップ)のかわりに、天使を飾ることもあるそうです。
ベル
イエス・キリストの誕生を告げた「喜びの音の鳴らすベル」として、キリストの誕生祭にはかかせないオーナメント(飾り)となったようです。
オーナメントボール・りんご
アダムとイブが食べてしまった「禁断の果実」を象徴しています。
オーナメントボールの色は、赤・緑・白・金の4色が定番になり、それぞれ意味が異なります。
- 赤:イエス・キリストが十字架の上で流した血。
- 緑:永遠の生命
- 白:純潔さや清められた魂
- 金:イエス・キリストの誕生を知らせた「ベツレヘムの星」
キャンディケーン(スティック)
「羊飼いが羊を導く杖」を象徴したものです。
ゲルマン民族が、エバーグリーン(モミの木)に掛けやすい形にしたとも言われています。
電飾
昔はもみの木の枝先にキャンドルを灯していましたが、火事の原因となるため、19世紀の終わりごろからクリスマスライトが主流となりました。
キャンドルの意味は、「無償の愛、永遠な愛」と言われ、イエス・キリスト自身を象徴しているんです。
リース
継ぎ目のない円は、「永遠を象徴する」「尾張のない神の愛」を象徴すると言われています。
柊(ヒイラギ)
イエス・キリストがはりつけにされたとき、柊(ヒイラギ)で編んだ冠を頭に乗せていたことから飾られるようになりました。
靴下
サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスに由来しており、”聖ニコラウスが貧しい家族を救うため、家に投げ入れた金貨が、偶然靴下の中に入った”との逸話が由来です。
この逸話から、靴下の中にプレゼントを入れる週間が生まれたんだとか。
まとめ:クリスマスツリーの飾り付けは、11月終わりごろを目安に!
クリスマスの飾り付けはいつからがいいだろうと、改めて調べてみると、日本ではこだわらなくてもいいらしい。
日本では、イエス・キリストの誕生祭というより、イベントぽくなってますよね。
しかし海外では、イエス・キリストの誕生祭として、静粛なイベントとしている傾向があります。
きれいに飾り付けしたクリスマスツリー、何気なく飾り付けしているオーナメントには
それぞれ、意味が込められていました。
今まで電飾のついたクリスマスツリーをみて、「きれいだな~」と思っていましたが、今年はしっかりイエス・キリストの誕生を祝おうと思いました!
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